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空港ですぐ現金をもらうこともできる

イギリスは50ポンド以上で17・5パーセントと少ないぶん、手数料を引くと5.3〜14.4パーセントくらいである。さて、その手続きは、思ったより簡単。ショッピングをした店でパスポートを見せて、免税書類をもらったらこれに記入。出国のときに税関で商品を見せて、この書類にスタンプをもらう。それを専用ポストに投函するだけでいい。返金を受けとるには、クレジットカードの口座を指定しておけば、あとはお金が振りこまれるのを待つだけで、手間いらずである。空港ですぐ現金をもらうこともできるが、現地通貨での支払いになる。言葉がわからず不安だという人には、日本の成田と関空に、リファンドサービスをおこなうカウンターもオープンしたから、こちらを利用してもいい。

購買意欲につながる広告

実際にブランドを認知させ、購買意欲につながる広告は、そのうち何分の一の確率なのだろうか。つまり膨大な一方通行の広告量によって、現代人は広告に対して不感症になってしまったのだ。広告の効果が極端に薄れたのは過剰広告だけのせいでもない。消費者が利口になり、単純な宣伝には踊らされなくなっている。それは市場が成熟した結果だから、むしろ喜ばしいことだ(私たちには困ったものだが)。広告代理店の営業マンはみな、実に熱心そうに見え、たいてい高学歴で、伊勢丹メンズ館などで購入したスーツや靴に身を包み、月に一〇〇時間の残業もいとわず、今日もクライアントのオフィスのドアをノックする。「先日、ぼくたちが立ち上げたプロジェクトのヴィジュアルができましたので、ちょっとご覧に入れようかと思い、近くまできたのでついでに寄らせてもらいました。渋谷ハチ公前広場のビルの壁面すべてをジャックしちゃうつもりです。レーザーの威力ですよ。それに銀座線も吊り広告でジャックしたし、柱巻きや電飾もやっちゃいましょう」「で、いくらかかるの?」「ざっと、四〜五本(四〇〇〇〜五〇〇〇万円)くらいかな」「……」もちろん一日ぽっきりの話である。

麻素材の皺は魅力的

麻素材の皺は魅力的で、イタリア人が身につけている麻のジャケットは、ほとんどがぐちゃぐちゃである。麻の皺伸ばしは、霧吹きで水をかけ、一晩ほおっておく。シルクも同。シルクへのアイロンは不可。靴は薄いブラウン系または黒の、紐つきか金具なしのローファー。春夏は、ブラウン系のローファー以外に、ヴァイオレット系も上品だ。タッセルロープアーでも可。タッセルローファーは、夏の盛りには洒落て見える。ただしタッセルを履いたときは、全体にソフトなコーディネイトを。例えば、紺の麻のジャケットの下に白い麻のシャツ、ノーネクタイ、ごく薄い茶のタッセルの類。決して冬場に履く靴を履かないこと。イタリアでは季節によって靴を履きわける。そこまで手が回らない人は、ライトな感じの靴、色の薄い靴を選択する。以上が、オフィス向きと思われる、きわめてクラシックなカジュアルスタイルだ。